シラーは、イタリアやフランス、オーストラリア、チリ産のものが多いフルボディのワインです。味わいとしては、カベルネ・ソーヴィニヨンに近く、より軽い味わいで楽しめるのが特徴である。
今回はそんなシラーについてその味の特徴と、知っていたらもっと楽しめる豆知識を紹介したいと思います。
シラーは、フランスのローヌ渓谷を発祥とする、濃厚で力強く、時に肉付きの良い赤ワインです。オーストラリアで最も多く栽培されている品種で、オーストラリアでは「シラーズ」と呼ばれている。
オーストラリアのシラーズは、シラー種のブドウからつくられる辛口の赤ワインです。フルボディの赤ワインで、アルコール度数も高い。通常、最低2年間はオーク樽で熟成される。
オーストラリアの気候は非常に暑く乾燥しており、シラーズ種のブドウの栽培に適しています。また、オーストラリアの土壌は非常に栄養価が高く、ブドウの木が高品質の実をつけるのに役立っています。
シラーを飲むと、パンチのある味わいが広がり、後味にコショウのようなスパイシーな香りが感じられます。
その前面に押し出されたスタイルから、シラーはしばしばカベルネ・ソーヴィニヨンなど、中間の味わいを加えるブドウとブレンドされ、ワインの味わいをより完全なものにします。
イタリアやフランスのシラーは、より酸味が強く、土っぽいアロマを持つ傾向があります。
オーストラリア、アメリカ、南米産のシラーは、通常、果実味が主体で、スパイスの香りが強いのが特徴です。
赤身の肉やエキゾチックなスパイスは、シラーの果実の香りを引き立てます。スパイスを使った料理や、インドのタンドリー料理と合わせてみてください。
今回はシラーの有名な産地であるイタリア、フランス、オーストラリア、アメリカ、南米の国でそれぞれおすすめを紹介します。
オーストラリア産のフルボディの赤ワイン。このワインはウイスキー愛好家にも気に入られるだろう要素がある。それは、このシラーワインはワイン樽とスコッチウイスキー樽の二重熟成で作られたダブルバレルのワインであることだ。
味わいはレッドフルーツとダークチョコレートの風味に加えて、オーク熟成の特徴であるトーストの香りがする。それらの特徴をスコッチウイスキー樽の熟成によって丸みを帯びた芳醇な味わいがある。
オーストラリア・ビクトリア産のこのシラーワインは、ミディアムボディのナチュラル赤ワイン。ハーブとフルーツの風味があるこのワインは、シラーの中でも爽やか。古いオーク樽で熟成されているため、さわやかな中にも、芳醇で濃厚な味わいが楽しめる。
ドメーヌ·オリオル IGP ペイ ドック モンミジャ ジャン ヴィアラード
フランス産のこのシラーワインは、ミディアムボディの赤ワイン。しっかしとした味わいで、濃いめの料理によく合います。酸味とタンニンのバランスがよく、1000円代で購入できるワインにしては出来が良い。またミディアムボディなので飲みやすいのでオススメです。
イタリア・シチリア産のこのシラーワインは、フルボディの赤ワイン。ファジオのこのシラーワインは、フルボディならではの芳醇な香りと、ビロードのような滑らかな舌触りが特徴。イチゴとマラスカ(酸味があるサクランボ品種)のような風味が特徴で、海に近いぶどう畑の特徴である、ミネラルも感じられる。
アメリカ・カリフォルニア産のこのシラーワインは、フルボディの赤ワイン。プティ・シラーとシラーをブレンドしているこの赤ワインは、アメリカンオークとフレンチオークで熟成しており、キャラメル、バニラ、コーヒーのような風味がある。濃厚なタンニンと、ベリーような酸味が樽熟成によってまろやかになっている。
チリ産のこのシラーワインは、フルボディの赤ワイン。シラーの特徴であるスパイス感とベリーの酸味に加えて、濃厚なタンニンと果実味がバランスよく調和している。女性も飲みやすいシラーワインである。
シラーはスパイシーでタンニンが濃厚なフルボディの赤ワインで、その力強い香りをそれに負けない食事と楽しんでいただきたい品種です。
また特にオススメするのは、カベルネ・ソーヴィニヨンが大好きな人です。
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