今回紹介するのは個人的に一番好きなジン「モンキー47 ドライジン」です。このジンは名前にもあるように47種類のボタニカルを使用した複雑な味わいのジンです。
しかしその複雑さの反面、完璧な調和によってバランスの良い仕上がりになっています。一口ごとに新しい味を発見することができる喜びを堪能してみてください。
モンキー47の物語は、1940年代に英国空軍のモンゴメリー “モンティ “コリンズ中佐が、当時分割統治されていたベルリンの英国領に赴任してきたところから始まります。
戦後、モンティはブラックフォレストにある孤立した渓谷に移り住み、地元の果物を蒸留する伝統を守りながら、情熱を持って独自のジンを開発しはじめました。モンティは、ブラックフォレストのフルーツリキュールの歴史的な伝統とジンへの情熱を融合させたのです。
このジンは、モンティがブラックフォレストの北部に開いた田舎のゲストハウス「ワイルドモンキー」のトレードマークで、1970年代まで「ワイルドモンキー」のトレードマークであり続けました。
モンキー47の原料の3分の1以上は、ドイツのブラックフォレストで採取されたものです。コリアンダー、ドッグローズ、エルダーフラワー、ジンジャー、リコリス、ローズヒップ、ハイビスカス、スイカズラ、ジャスミン、ラベンダー、レモンバーム、そして6種類のコショウなど、さまざまな植物が含まれています。