サンブーカというリキュールをご存知でしょうか？サンブーカはアニスが香るイタリアのリキュールで、砂糖が入った甘めの味わい。
今回はそんなサンブーカの中でも元祖とも言われる「モリナーリ」のサンブーカについてその味の特徴とオススメの飲み方を紹介したいと思います。
サンブーカ・エスクトラはアラビア語で「花の香り」が語源で、イタリアで最も売れているリキュールであり、アニスをベースに小麦のアルコールと砂糖をブレンドし、秘伝の製法で作られたリキュールです。
最高品質の原料のみを使用し、純度の高い、なめらかな味わい特徴。またモリナーリ・サンブーカ・エクストラは、サンブーカのカテゴリーを作り上げた最も古い市販のサンブーカです。
サンブーカの原材料は、通常、アルコール、スターアニス、砂糖で構成されています。時には、グリーンアニスが代わりに使用されることもあります。また、エルダーフラワー、フェンネル、リコリスなど他の植物が含まれていることもあります。
よく聞かれるのが、ウゾとサンブーカの違いは何かということだ。確かに、どちらもアニス風味の澄んだアルコール飲料で、地理的に比較的近い地中海沿岸の国々で飲まれている。また、サンブーカとウゾはどちらも19世紀半ばに製造が開始された。
まず、ギリシャのウゾは食前のアペリティフとして、イタリアのサンブーカは食後酒として飲まれることが多い。また、ウゾはほとんどの場合、氷水で割って飲まれます。
ウゾを水で薄めると白濁するが、これは「ウーゾ効果」または「ルーシュ」と呼ばれるものである。アブサンと同様、アニスのテルペンという精油は、アルコール度数が30％を下回ると白濁してしまう。
時折、サンブーカも水で薄めると白濁する。しかし、そのすべてが、効果が見えるほど十分なアニスのオイルを備えているわけではない。
最後に、ウゾはアニスの風味を持つドライな飲み物です。一方、サンブーカは純度の高い砂糖で甘く味付けされています。
その結果、両者の全体的な風味は多少似ているだけで、一般的にはかなり異なっています。
もっと「ウゾ」についても知りたい方は、ぜひこちらの記事も参考にしてみてください！
厳密に言うと、サンブーカの飲み方に正解も不正解もありません。イタリアには、サンブーカを飲む際に守るべき習慣がいくつかありますが、自分なりの楽しみ方を見つけてください。
一般的に、サンブーカをストレートで楽しむことはほとんどなく、後述するように最低でもコーヒー豆と一緒に飲むことになります。時には、氷を入れたオンザロックで楽しむこともあります。
また、アブサンやパスティスと同じように、氷水で少し薄めて飲むこともあります。場合によっては、お酒が濁ってしまう「ウーゾ効果」が見られることがあります。この濁りはサンブーカのアニスの含有量の指標となります。
サンブーカは、ストレートで飲むのも良いですが、グラスの中に炒ったコーヒー豆を3つ入れて飲む方法があります。
サンブーカの中に入っている3つのコーヒー豆は、健康、繁栄、幸福を表しています。
イタリアでは、この習慣は「サンブーカ・コン・ラ・モスカ」または「サンブーカ・フライ」と呼ばれており、飲むときにコーヒー豆を噛んで飲むことがあります。
サンブーカ・フライの伝統がどのように始まったかについては、数多くの説がありますが、ある説では、誰かが友達のサンブーカにコーヒー豆を落として驚かせるという悪ふざけから始まったと言われています。
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ジェームズ・ボンドファンなら、007のマティーニとして「ヴェスパー・マティーニ」という名前を知っているだろう。
伝統的なヴェスパーは、ジン、ウォッカ、リレ・ブランで作られ、とてもドライな味わいです。このカクテルはリレ・ブランの代わりにサンブーカを使い、甘みのある面白い味わいに仕上げている。
今回紹介したサンブーカはアニスをベースにした薬草系のリキュールです。他にもこちらの記事ではウーゾという薬草系のリキュールについて紹介しているので、ぜひ参考にしてください！