マッカラン12年は、シェリー樽で熟成させたスペイサイドのクラシックな味わいで、シングルモルトをはじめて飲むには非常に良い入門編となります。フルーツケーキ、温めたパン、レーズン、クローブの風味が、洋ナシ、葉巻、コショウのようなクローブの香りを伴う、温かく中長いフィニッシュへと導きます。
シェリー・オークカスクの12年熟成は、マッカランの本質を最もよく表しています。かつて、このブランドのすべての商品は、スペインのヘレスで調達されたオロロソ・シェリー樽でのみ熟成されていました。
最近では、ダブルオーク樽、トリプルオーク樽のシリーズもあり、バーボンバレルで仕上げたスコッチのファンにも選択肢があります。香りはシェリー樽の影響が顕著で、オークやヘザーが現れる前にドライレーズンやスパイスの香りが支配的です。
口に含むと、リッチで「オイリー」だが、上質な葉巻のような透明感がある。また、ドライフルーツとベーキングスパイスがリードしているが、十分なボディとスパイスがあり、ミディアムロングフィニッシュまでおもしろさを保っている。
主にストレートで飲むことを想定しているが、甘くスパイスの効いたスピリッツは、ロブ・ロイ(スコッチとベルモットとビターズ)というカクテルに最適。また、ほろ苦いチョコレートやクリーミーなブルーチーズにもよく合う。
マッカランは、シェリー業界で使われている既存のスペイン産オーク樽を使うのではなく、ヨーロッパ産とアメリカ産の新樽を組み合わせて選び、スペインに送り、シェリー樽で1年以上味付けをしています。2018年、12年物はスタイリッシュな新ボトルに生まれ変わりました。
「マッカラン12年シェリーカスク」はウイスキー好きは一度は飲んでみたい、ウイスキーでもあります。またシングルモルトを最近飲み始めた人にも、飲みやすくて味の基準の一つにもなるウイスキーです。
そんな「マッカラン12年シェリーカスク」をもし購入することができたら、ぜひこちらの記事を参考にして、ウイスキーの様々な飲み方で試して、その味わい深さを堪能してください!