ヒプノティックは、フランスで作られる淡いブルーのリキュールです。独特の風味を持つため、現在最も人気があり、汎用性の高いお酒の一つです。
今回の記事では、いつも飲むカクテルにトロピカルな風味と、華やかな見た目を加えるヒプノティックについて紹介します。
ヒプノティックとは
ヒプノティックは2001年に発明されたスカイブルーのリキュールで、トロピカルフルーツジュース、ウォッカ、コニャックで作られています。
さらに細かく説明すると、3回蒸留したフランスのプレミアムウォッカと、オーク樽で数年間熟成させたコニャックのブレンドに、パイナップル、マンゴー、パッションフルーツ、ブドウ、オレンジなどのトロピカルフルーツジュースと人工着色料を加え、青色を実現しています。
起業家のラファエルヤコビが、アメリカの百貨店で見た青い香水の瓶にヒントを得て考案したと言われています。またラッパーのショーン・コムズがニューヨークで経営するレストランチェーン「ジャスティンズ」で売り出したところ、この青いリキュールが評判になりました。
このブランドはポップカルチャーとしてヒットし、2000年代初頭のラップやヒップホップのヒット曲で言及された(当時は163曲の歌詞に含まれていたらしい!)。
2003年、ヤコビはこのブランドをヘブンヒル・ディスティラリーズ社に5千万ドルで売却したと言われている。現在、フランスでボトリングされ、米国に輸入されています。
どのような風味?
ヒプノティックは、マンゴー、パイナップル、パッションフルーツが混ざったような香りで、その味は甘さと酸っぱさが混ざったような感じです。
ヒプノティックのアルコール度数は17%なので、ベイリーズのアイリッシュクリームなどのリキュールに近い低アルコール度数です。
軽くて甘くて酸っぱい味わいは、2〜3液垂らすだけで、シンプルなカクテルを作ることができます。
例えば、シャンパンやプロセッコ、カヴァ、ゼクトなどのスパークリングワインとの相性が良いです。
マルガリータ、ジン、ウォッカのマティーニやジンサワーにヒプノティックを少し加えるのも一案です。
ヒプノティックを入れることで、トロピカルな雰囲気になり、色合いも劇的に変化するので、いつもと違った雰囲気にしたいときに役立ちます。
またヒプノティックの代用品はなく、ブルーキュラソーの色はヒプノティックと近いですが、オレンジのリキュールなので風味はかなり違います。
オススメの飲み方
ヒプノティックはストレートで飲むものというよりは、何かで割って飲むものです。
ヒプノティックと相性の良い飲み物は数種類あり、例えばソーダ、セブンアップ、スプライト、オレンジジュース、パイナップルジュース、ライムジュースなど、さまざまなジュースがあります。
さらに、レッドブルのようなエナジードリンクを使用すると、ドリンクに刺激的な要素を与えることができます。
おすすめのカクテルレシピ3選
・インクレディブルハルク
インクレディブル・ハルクは、その名の通り、映画「ハルク」から由来しており、一風変わったカクテルで、グリーンの色合いだけでなく、非常に珍しい風味の組み合わせが特徴。
ヒプノティックのような甘くフルーティーなトロピカルリキュールとコニャックを1:1の割合で混ぜ合わせるというのは、日常ではなかなかお目にかかれない。
甘いマンゴーとパッションフルーツのフレーバーが、バニラとオークの風味にマッチしてトロピカルなコニャックが完成する。
ヒプノティック:1/2
コニャック:1/2
作り方
氷を入れたグラスに、ヒプノティックとコニャックを入れて混ぜる。
ヒプノティクブリーズは、フルーティーな風味をふんだんに取り入れた、明るくトロピカルなラムカクテルです。
ホワイトラム、トロピカルなヒプノティックリキュール、ライムジュース、パイナップルジュースをミックスし、プールサイドで飲むのに最適な一杯です。
ヒプノティック:75ml
ホワイトラム:30ml
ライムジュース:15ml
シンプルシロップ:15ml
パイナップルジュース:15ml
作り方
1. パイナップルジュース以外の材料と氷をシェーカーで混ぜ、グラスに注ぐ。
2. グラスにパイナップルジュースを注いで混ぜる。(混ぜないでグラデーションを楽しむのも良い)
ダイキリをアレンジした、トロピカルな雰囲気のカクテル。マンゴー、パッションフルーツ、パイナップルの色とフルーティーな香りが、プールサイドのカクテルをさらに美味しくしてくれる。
甘すぎると感じる場合は、ラムの量を45mlに増やしてください。また、シンプル・シロップの量を少し減らしてもよい。
ヒプノティック:30ml
ホワイトラム:30ml
ライムジュース:30ml
シンプルシロップ:15ml
作り方
シェーカーに材料と氷を入れてシェイクし、グラスに注ぐ。