アペリティフとは？その種類と飲み方、おすすめのカクテルを紹介

アペリティフという言葉をご存知でしょうか？イタリアンやフレンチを食べる際によく出されるもので、日本語では「食前酒」と呼ばれるものです。

これらはどのような役割を持ち、どのようなものがあり、どのように飲んだら良いのかを紹介します。

アペリティフとは

アペリティフは日本語で「食前酒」といい、食欲を増進させるために食前に供される爽やかなアルコール飲料のことです。

前菜のようなもので、ディナーパーティーの席で歓談するゲストに振る舞われたり（食事つきでもなしでも）、普段の夕食の準備中に振る舞われることもある。

また、一日の疲れを癒すのに最適な飲み物でもある。カンパリやアペロールからマティーニのようなカクテルまで、アペリティフは楽しくて味わい深い飲みものです。

アペリティフの語源

アペリティフ（複数形、apéritifs）はフランス語で、イタリア語ではaperitivo（複数形、aperitivi）と言います。ラテン語の “apierire “が語源で、「開く、明らかにする 」という意味です。

これらの香りのある飲み物は、食欲を刺激し、食事とそれに伴う味覚の感覚に対して、味覚と胃を準備させるために考案されました。

アペリティフはヨーロッパ、特にフランスとイタリアでは非常に一般的な飲み物です。夕食前のパーラードリンクとして提供されることが多いが、フルコースの食事では必要ない。

国によっては、仕事帰りに友人と会って、軽い前菜をつまみながらアペリティフを楽しむのもポピュラーです。アメリカのハッピーアワーと同じように、リラックスしてゆっくりと過ごす良い機会です。

アペリティフの種類

アペリティフにはさまざまな種類がありますが、どれも一般的な味わいが好まれています。

糖分を摂ると、糖分以外のものを食べたくなくなる傾向があるため、アペリティフはよりドライで苦味（またはハーブ）のある味に傾く。また、アルコールが過剰になると食欲が減退するので、アペリティフには度数の低いものが多くなります。

アペリティフには、ワインや酒精強化ワイン、植物性または苦味のある蒸留酒などがあり、多くは炭酸飲料と一緒に供されます。

アペリティフという言葉は、アルコール飲料の一種であると同時に、その中に含まれるカクテルのことも指します。一口にアペリティフといっても、その種類は多岐にわたります。ただ、共通しているのは、食欲をそそるハーブなどを使っていることです。

アメールピコン

アメールピコン

ほろ苦いフランスのアペリティフで、オレンジが主役のユニークな味わいとドライな後味が特徴です。

パスティス アンリバルドゥアン

パスティス アンリバルドゥアン

ウゾやパスティスなど、アニス風味の蒸留酒はアペリティフとしてよく飲まれている。

アペロール

アペロール

イタリアの食前酒で、鮮やかなオレンジ色と同じオレンジ風味だが、ハーブや根菜を加えて苦味を加えている。アペロール・スピリッツとして楽しまれることが多い。

カンパリ

カンパリ

最も有名なアペリティフ。イタリアの赤い蒸留酒で、独特の苦味があり、有名なネグローニなどのカクテルに使われる。シナールアーティチョークをベースにしているが、苦味の強いハーブリキュールである。オレンジジュースで割って、ソーダやトニックウォーターで割るのが一般的です。

デュボネ ルージュ

デュボネ ルージュ

デュボネは「ハーブ、スパイス、皮」で味付けされた独自の酒精強化ワインである。キニーネを含むため、ベルモットより辛口。

ジン

ウィットリーニール ルバーブ&ジンジャー

ジンに含まれる植物成分により食欲増進効果がある、アペリティフ・カクテル（ジントニックなど）に最適なハード・リカーである。オススメのトニックウォーターはこちらの記事を参照にしてみてください！

リレブラン

リレ ブラン

リレはロゼ、ルージュを展開するアペリティフ・ブランド。ベルモットに似ているが、独自のレシピにより独特の味わいを持つ。リレブランが最も有名で、元々はキニーネを含むキナリレであった。

ピムス

ピムス

甘く、ハーブやスパイスの風味にキャラメル色のオレンジがアクセントになっている。食前にスパークリングレモネードと一緒に飲むと、リフレッシュできます。

シェリー

ボデガス イダルゴ ラ ヒターナ マンサニージャ

フィノやマンサニージャなどのライトボディのシェリーは、ドライでフレッシュなので、アペリティフに最適です。

ベルモット

ノイリープラット

ベルモットの辛口はアペリティフのイメージが強いですが、甘口でも食前・食後を問わず楽しめます。カクテルにしたり、冷やしたり、オン・ザ・ロックにしてビターズを加えて楽しむこともできます。

アペリティフの飲み方

一般的なアペリティフは、そのまま飲むことができます。スニフターや小さなコーディアルグラスに注ぐと香りが引き立ち、冷やして飲むと最高です。氷を入れて飲むと、味が柔らかくなり、香りが広がります。食前30〜60分前に飲むのが一般的。

また、アペリティフにソーダを少量加え、好みの高さにするのが一般的で、アペロール・スプリッツやカンパリソーダなどが代表的な例です。トニックウォーターはキニーネを含んでいるため、よりドライな味わいになるので、発泡性のアペリティフを飲みたいときには最適です。

アペリティフ・カクテル

アペリティフを含むカクテルは、食前酒として最適である。カンパリやアペロールがよく使われるが、それ以外でも魅力的なカクテルが存在します。マティーニの仲間でベルモットやシェリー酒を使ったものもアペリティフになりやすいです。

アドニス

アメリカーノ

ギムレット

マティーニ

パークアベニュー

まとめ

アペリティフは日本語で「食前酒」といい、食欲を増進させるために食前に供される爽やかなアルコール飲料のことです。

アペリティフはヨーロッパ、特にフランスとイタリアでは非常に一般的な飲み物で、夕食前のパーラードリンクとして提供されることが多い。

国によっては、仕事帰りに友人と会って、軽い前菜をつまみながらアペリティフを楽しむのが人気なので、ぜひ日本でも同様に食事の前に一杯アペリティフを楽しんでみてはいかがでしょう。