ステーキをお家で焼いて食べるときに、ワインと一緒に食べること結構あるんじゃないでしょうか。
でもワインを買いに行っても、実際にどんなワインがステーキと合うのか分から図に、「美味しそうなワインだったから」という理由でワインをなんとなく選んでしまった経験ありませんか?
そんな経験をもうしないように、今回は肉の部位別で相性が良いワインと、その見極め方を紹介したいと思います!
基本的なワインと肉の組み合わせ方
ワインと肉の基本的な組み合わせ方については、赤身の肉には軽めのワインを、脂肪分の多いリッチな肉には、脂肪分をカットしてくれるタンニンの高いワインを合わせるとよいでしょう。
今回は、定番のカットとそれぞれのワインをご紹介します。
サーロイン
サーロインは最も一般的なステーキカットのひとつで、赤身に軽い脂肪の霜降りがあり、縁に脂肪の帯があるものが多い部位です。グリル、オーブン、フライパンで焼くことができますが、グリルで焼くのが一番おいしいです。
テンプラニーリョ
モンテプルチャーノ・ダブルッツォ
シラー
カンポ・ヴィエホ リオハ テンプラニーリョ
アメリカンオークとフレンチオークの樫樽で12ヶ月間熟成、ボトリング後さらに12ヶ月間熟成したスペイン産の赤ワイン。
美しく熟したブラックプラムとベリーの果実味、メルローに典型的な濃い土とカカオの複雑さに始まり、スミレ、ラベンダー、バニラ、杉とスパイスのより浮き立ったアロマを示します。
フルボディでパワフルな味わいは、豊かさと重みがあり、優しい酸味と並外れたきめの細かい熟したタンニンの構造によってバランスが取れており、味わいの全長にわたってワインに素晴らしい存在感を与えています。
ウマニ・ロンキ ヨーリオ モンテプルチアーノ・ダブルッツォ
モンテプルチアーノ100%のイタリア・アブルッツォ州の赤ワイン。
色は深いルビーレッドで、プラムやレッドチェリーを思わせる香りに、バルサミコや塩味、熟した甘草の香りがする。力強いタンニンがあり、フルボディで、長く強い余韻があります。
ポール・ジャブレ・エネ クローズ・エルミタージュ レ・ジャレ ルージュ
ポール・ジャブレ・エネ クローズ・エルミタージュ レ・ジャレ ルージュ
フランス・ローヌのシラーを100%使った赤ワイン。濃いルビー色で、赤いベリー、甘草、スパイスの豊かなブーケの香り。
エレガントでビロードのように滑らかな骨格のある味わいは、赤いベリーの豊かな香りとまろやかなタンニンが特徴的です。
なぜ相性が良いのか?
サーロインは、様々な味付けやソースが可能な食材なので、どんな料理にもマッチする柔軟なワインとの相性が良い。
リブロース
ステーキの中で最も豊かで美味しい部位の一つです。霜降りが多く、自然な柔らかさのリブロースは、高温のグリルで焼くと美味しいです。
カベルネ・ソーヴィニヨン
ジンファンデル
アマローネ・デラ・ヴァルポリチェッラ
カーニヴォ カベルネ ソーヴィニヨン
ジンファンデル・オーガニック・プーリア
トンマージ アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラッシコ
イタリア・ヴェネトのコルヴィーナ50%、コルヴィノーネ30%、ロンディネッラ15%、オゼレータ5%を使用したミディアムボディの赤ワイン。
ガーネット色を帯びた、濃厚で深みのあるルビーレッド。香りは、アルコール度数の高い果実からビタースパイス、ブラックペッパー、甘草、ココアまで、複雑なアロマが感じられる。口に含むと、力強く、素晴らしいストラクチャーを持ち、熟した果実の贅沢な表情を持つ。フィニッシュは心地よいカーブを描き、ドライ。
なぜ相性が良いのか?
リブロースは脂肪分が多いため、バターのような脂肪の風味があり、脂肪をカットするタンニンが多いものか、コントラストをつける強いフルーツの風味との相性が抜群です。
Tボーン
フライパンで焼くこともできますが、一般的にはグリルで焼く方が火の通りを均一に保つことができるため、グリルで焼くことをオススメする。
ネッビオーロまたはバローロ
アリアニコ
クシノマヴロ
なぜ相性が良いのか?
Tボーンは、柔らかな肉質ですが、かなり赤身があります。香り高く風味豊かな赤ワインは赤身のTボーンと互いに良さを引き立たせる。
イタリア・ピエモンテのネッビオーロ100%のフルボディの赤ワイン。
濃いルビーレッド色で、縁にレンガ色の閃光を放っています。赤い果実と甘いスパイスの傑出した複雑な香りがします。口に含むと、長くてソフトでドライなフィニッシュがあり、過剰なタンニンはなく、寛大で充実した味わいです。
アリアニコ・デル・ヴルトゥレ ピアーノ・デル・チェッロ
イタリア・バジリカータの樹齢90年のアリアニコ100%使い、2年熟成させたフルボディの赤ワイン。
ベーコンの脂、トーストしたアニス、ダークココアパウダー、濃密なダークベリーの果実が香る。味わいはクリーミーで、凝縮したブラックチェリーとブルーベリーのフレーバーがトースティーなスパイスに包まれている。酸味と滑らかなタンニンが心地よい。
キリ ヤーニ ラミニスタ クシノマヴロ 2017
ギリシャのクシノマヴロを100%使用したミディアムボディの赤ワイン。
淡いルビー色で、レッドチェリー、ブラックチェリー、クランベリー、レザー、セージ、オールスパイス、スミレ、バニラからなる中程度の香りが広る。
ドライで酸、タンニン、アルコールが高く、ミディアムボディで、レッドチェリー、クランベリー、ラズベリー、杉、バニラのノートを持つ中程度の味の強さで、長いフィニッシュ。
フィレ
赤身が多く、柔らかくて風味豊かな部位です。ソースで食べることが多いですが、塩・胡椒のシンプルな味付けでも美味しくいただけます。フライパンでソテーしたり、バターで焼いたりするのがおすすめです。
メルロ、またはメルロをベースにした赤のブレンド
トゥリガ・ナシオナル
メンシア
コノスル メルロ 20バレル リミテッド エディション
チリのメルローを100%使用した赤ワイン。
濃いルビーレッド色で、ブルーベリー、ブラックカラント、リコリス、スパイス、トーストやキャラメルの柔らかな香り。味わいはビロードのように滑らかなタンニンと丸く長い余韻が特徴です。
カステロ ダルバ ドウロ ティント 2013
ティンタ ロリス、トゥリガ フランカ、トゥリガ ナシオナルをブレンドしたポルトガルの赤ワイン。
シルクのように滑らかで、ブラックベリーやレッドプラムの果実味と、クリーミーなバニラの香りのバランスを楽しむことができる。
レガド デ ファロ メンシア
スペイン・ビエルソのメンシアを100%使用した赤ワイン。フレンチオークとアメリカンオークの樽で22ヶ月間熟成。
非常に鮮やかなルビーレッド色で、熟した果実、ブルーベリーやブラックベリー、スパイス、トーストした木のタッチのアロマ。フレッシュで滑らか、シルキーで長く、時間の経過によって洗練されたタンニンを持つ。
なぜ相性が良いのか?
上記のワインはフィレステーキの繊細な味わいを邪魔しないで、すべての良さを引き出し、味を補完する。
ランプ
ランプ肉は、硬い筋肉から作られるため、肉質はしっかりしていますが、味わい深い肉です。マリネにするとより美味しくなりますが、その分ワイン選びが難しくなります。
ムールヴェードル
カルメネール
ドルチェット
クライン ムールヴェードル エンシェント・ヴァインズ
サンタ・リタ 120 カルメネール
なぜ美味しいのか?
ランプ肉は、その固い食感を克服するために様々な調理法があるため、調理をサポートできるようなセレクトをいくつかご紹介します。ソースの組み合わせや、他の部位との相性も意識してみてください。
おわりに
お気に入りになりそうなワインと肉の組み合わせは見つかりましたか?
肉の部位ごとによって合わせるワインを変えることで、お互いの味わいを引き立たせることができます!
今回紹介した組み合わせ以外にも、自分で探してみるのも楽しいですよ!
また、翌日にお酒の影響を与えたくないけど、肉とワインを組み合わせたいという方にはノンアルコールワインをオススメします。ぜひこちらの記事を参考にしてみてください!